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ベルギー(四歳)の雑記部屋

ベルギー(四歳)の雑記部屋

ねごしえーたー



『ねごしえーたー』

ネゴシエーター。
日本語に訳すなら交渉人。
人質事件や誘拐事件などに対し犯人との交渉を行う人物の事を指す。

1970年代。
世界各国で上記のような凶悪犯罪が続発していた。

そんな中、生まれたのがネゴシエーション。
FBIを筆頭に凶悪犯罪者やテロリストに対する交渉術を研究し研鑽を重ね生まれた交渉術である。
ネゴシエーターとはそのネゴシエーションにより事件を解決に導くプロフェッショナル中のプロフェッショナルなのである。

犯人
「いいか!こっちには人質がいる!!コイツらを殺されたくなかった俺達の要求を一時間以内に叶えろ!!」

ネゴシエーター
「私は君達との交渉を任されたネゴシエーターだ!私は君達の要求を最大限の努力で叶えたいと思っている!」

犯人
「だったら今すぐ高飛び用の飛行機と現金3億ドルを用意しろ!!一時間以内にだ!一秒たりとも遅れたら容赦しねぇ!人質をぶっ殺してやる!!」

ネゴシエーター
「解った!我々は君達の要求が通るように努力しよう!だが、今のままでは君達の要求は通らない。今度はこちらの要求だ。まずは人質の中の女性と子供を開放してくれ!
話はそれからだ!!」

犯人
「ふざけるな!誰がそんな要求のむか!そっちは黙って俺達の言うとおりにすればいいんだよ!!」

ネゴシエーター
「だから今のこちらの要求は君達の要求を叶えるために必要な事なんだ!君達が我々の要求を飲まなければ残念ながら、こちらも君達の要求を叶えることが出来ない」

犯人
「・・・その言葉、本当だろうな・・・」

ネゴシエーター
「もし今の言葉がウソだった場合、君は残りの人質を皆殺しにするがいい。我々は君達に人質がいる限り君達には逆らえない。その事は君達も十分承知しているはずだ」

犯人
「うぅ・・ なら、人質を・・・いや・・!!やっぱり気が変わった!人質は一人たりとも解放できない!警察なんて信用できるか!」

ネゴシエーター
「・・・ふぅ・・・そうか。出来るだけ使いたくはなかったが、最後の手段だ・・」

犯人
「な・・!最後の手段って・・お、お前!こっちには人質がいるんだぞ?!」

ネゴシエーター
「所で君達はベースボールは好きか?」

犯人
「は?テメェ急に何を、ラジカセなんて持ってきやがって・・?」

ネゴシエーター
「まぁ、コレを聞きたまえ」

ポチ

――さぁ、回は九回の裏。3対1、ランナー満塁、打者は四番とサヨナラのチャンス。ツーストライクからピッチャー投げた!おぉっと!バッター打ちました、大きい大きい!!!入るか!入るか?!ブチ――-

犯人
「うぅ・・っ!つ、続きが気になる!!」

ネゴシエーター
「(ニヤリ)では競馬はどうかね?」

ポチ
――――さあ、右ムチが入ってアイネスフウジン!200を切った!
だがすぐ後ろにはライアン現在3番手まで来ている!アイネス、ハクタイセイ、カムイフジ、メジロライアン!
アイネスフウジン!アイネスフウジン!アイネスフウジンが逃げる!アイネス逃げる!
メジロライアン!メジロライアン!凄い追い上げだ!並んだ!並んだ!、逃げるアイネスフウジンに追うメジロ!どうなる!どうな、ブチ―――

犯人
「テ、テメェいい加減に・・・!」

ポチ
―――――本日未明、東京渋谷で起こった、ブチ――

犯人
「うぅ・・!!」

ネゴシエーター
「さぁ、人質を解放して楽になったらどうだ。人質さえ解放すればこんな思いをせずにすむぞ?!」

ポチ
―――さぁ、やってきました。今週の星座占い、カウントダウン・ハイパー!今日、一番の運勢を持つのは、ブチ―――

ポチ
―――そう・・犯人はこの中で唯一あの時、温泉に入らなかった人物・・つまり・・ブチ――――

ネゴシエーター
「さぁ、どうする!!」

犯人
「解った!人質を解放するから!!解放するからもう止めてくれ!これ以上は耐えられない!!」


ネゴシエーター。
それはFBIを筆頭に凶悪犯罪者やテロリストに対する交渉術を研究し研鑽を重ね生まれた交渉術を駆使し凶悪な事件を解決に導くプロフェッショナル中のプロフェッショナルなのである。


・・・多分









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